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  • 2018/12/29 (土)
  •  1年は早いもので、官公署はきのう28日で仕事納め。市役所に行ったら、業務の合間を縫って机の回りを片付ける職員の姿があった。所用で訪れた市民に、「よいお年を」とあいさつするおなじみの光景を見れば、終日勤務とはいえ、さすがに年の終わりを感じた▼ことしの人吉球磨を振り返ると、来年3月の廃校へカウントダウンの多良木高校関連ニュースの多さが印象に残る。どうにもならないのに、その都度「なぜ廃校」「寂しい」「惜しい」という気がつきまとったものだ▼本紙を繰ったら、1~2月は野菜やガソリン価格の高騰、2~4月は霧島連山新燃岳の噴火による降灰、6~7月は大雨と台風で避難指示、7~8月は猛暑。ことしの世相を表す漢字の「災」の生活への影響は少し。流行語大賞の「そだねー」と同調するほどはなかった▼新年4月には郡市の7市町村で統一地方選が行われる。新首長、新議員も誕生しよう。5月には新天皇の即位、そして新元号と、前半は「新」の年だろう。ともあれ、残す2日の年の暮れを無事に過ごし、明るい新年を迎えられるよう切に願う▼暦の関係でわが社もきょうでことしの納刊。かくて戌年は去ぬ。

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