HOME>>瀬音

  • 2018/12/28 (金)
  •  門松、しめ縄作りとともに年末に目にする餅つき。主催団体により目的や込められた願いはさまざま▼天皇誕生日の23日、青井阿蘇神社の境内で行っていたのは神輿団体の人吉睦連合會。30年前、「平成」のスタートと同団体発足を祝って毎年続けてきたという。来年は今上天皇が退位。同団体にとっては新元号だけでなく天皇誕生日がどうなるのか気になるところ▼人吉市上新町では、伝統文化継承だけでなく災害発生時の炊き出し訓練を兼ねて実施。日ごろは顔を合わせる機会の少ない住民が一つの場所に集まり、かまどを並べて薪で火をおこし炊飯袋で米を炊く共同体験は、いざという時に役立つはず▼ことしの世相を表す漢字は「災」。各地で水害や地震に見舞われたが、年末を迎えて心配なのが寒波による凍害や雪害。郡市でも凍結による断水、山間部は雪による交通の影響など春まで油断できない▼また、不注意による交通事故や火災はまさに人災。帰省者も増えて市中を行き交う車の数も増えてきたが、昨年の大みそか、事故に巻き込まれたことを思い出した。今夜から消防団の年末特別警戒も始まる。何かと慌ただしい年の瀬。安泰に年越しを。

トップへもどる