夏休み入ってすぐ(7月下旬)に、日本から本校に来客がありました。その方に「アブダビは暑いでしょ?」と聞いたところ、「いやー今年の日本はとても暑いですよ。暑さは負けてませんね。」という返事でした。日本の情報はインターネットのみなので、猛暑は事実であったと実感しました。本校の子ども達のほとんどが夏休みは日本で過ごします。この暑さをどうしのいでいるのかと思いを巡らせました。さて、アブダビの7・8月の日中の外気温はというと軽く50℃を超えます。外を歩いている人をほとんど見かけません。みなさんエアコンが効いている部屋で涼しく過ごしています。外出する時は、ほぼ5時以降が多いです。我が家の近くのショッピングモールでは、9時以降も賑わっています。しかし、現在夏休暇のため、欧米人は長い休暇を取って母国に帰っているので、7・8月はアブダビの街はさほど混雑していません。
アブダビに住んで2年半がたちました。アブダビ(UAE)の文化や生活習慣の違いを紹介します。
●日本とアブダビ(UAE)の違い(民族衣装編)
日本の民族衣装といえば、着物や浴衣等があります。UAEもあります。男性が着ている白い服は「カンドゥーラ」というものと、頭に被っている布は「クゥトラ」と呼ばれています。カンドゥーラはワンピースのようなもので、その下には白いTシャツを着て、腰から下は、日本人が着物の下につける「裾除け」のような布を巻いています。クゥトラは肩に掛かるように垂らしてかぶるのがフォーマル。ターバンのように巻くのはカジュアル使用です。そのため、ショッピングモールなどで見かけるローカルの人々はターバンのように頭に巻いている人が多いです。カンドゥーラは白一色だけではなく、青・ベージュ・ゴールドなどがあります。クゥトラも色や柄が数多くあります。白がUAEの伝統的なものだそうです。クゥトラの上に乗っている黒い紐は「アカール」と呼ばれています。これはアラビア語で「縛る」という意味だそうで、昔はこれでラクダを縛り、必要ない時は頭の上に乗せておくという使い方をしていたそうです。
一方、女性が着ている黒い服の事を「アバヤ」と呼びます。イスラム教の女性は、人前で肌を見せてはいけません。そのため外出する際はこのアバヤを着ます。頭はスカーフで髪が見えないように覆います。顔は、全部出している人もいれば、全部黒い布で覆っている人、目だけ見えるようにしている人などさまざまです。自分の家の中では、アバヤを脱ぎます。アバヤの下には色鮮やかなロングドレスを着ている人が多いそうです。若い女の子は、ジーンズを履いたり、スカートを履いたり、日本の女の子と同じようにファッションを楽しんでいるそうです。このアバヤ、一見ただの黒い布をまとっているだけに見えますが、形や装飾などデザインがとても豊富です。カンドゥーラやアバヤは季節によって生地の厚さが違います。本校に通っているUAE生徒に聞いたところ、UAE人に人気がある生地は日本製だそうです。UAE以外のアラビア半島諸国でも同じような物を着ていますが、国によって形や色使いが違っているようです。
今回は以上です。またの機会にアブダビのことをご紹介できればと思っています。
アブダビに住んで2年半がたちました。アブダビ(UAE)の文化や生活習慣の違いを紹介します。
●日本とアブダビ(UAE)の違い(民族衣装編)
日本の民族衣装といえば、着物や浴衣等があります。UAEもあります。男性が着ている白い服は「カンドゥーラ」というものと、頭に被っている布は「クゥトラ」と呼ばれています。カンドゥーラはワンピースのようなもので、その下には白いTシャツを着て、腰から下は、日本人が着物の下につける「裾除け」のような布を巻いています。クゥトラは肩に掛かるように垂らしてかぶるのがフォーマル。ターバンのように巻くのはカジュアル使用です。そのため、ショッピングモールなどで見かけるローカルの人々はターバンのように頭に巻いている人が多いです。カンドゥーラは白一色だけではなく、青・ベージュ・ゴールドなどがあります。クゥトラも色や柄が数多くあります。白がUAEの伝統的なものだそうです。クゥトラの上に乗っている黒い紐は「アカール」と呼ばれています。これはアラビア語で「縛る」という意味だそうで、昔はこれでラクダを縛り、必要ない時は頭の上に乗せておくという使い方をしていたそうです。
一方、女性が着ている黒い服の事を「アバヤ」と呼びます。イスラム教の女性は、人前で肌を見せてはいけません。そのため外出する際はこのアバヤを着ます。頭はスカーフで髪が見えないように覆います。顔は、全部出している人もいれば、全部黒い布で覆っている人、目だけ見えるようにしている人などさまざまです。自分の家の中では、アバヤを脱ぎます。アバヤの下には色鮮やかなロングドレスを着ている人が多いそうです。若い女の子は、ジーンズを履いたり、スカートを履いたり、日本の女の子と同じようにファッションを楽しんでいるそうです。このアバヤ、一見ただの黒い布をまとっているだけに見えますが、形や装飾などデザインがとても豊富です。カンドゥーラやアバヤは季節によって生地の厚さが違います。本校に通っているUAE生徒に聞いたところ、UAE人に人気がある生地は日本製だそうです。UAE以外のアラビア半島諸国でも同じような物を着ていますが、国によって形や色使いが違っているようです。
今回は以上です。またの機会にアブダビのことをご紹介できればと思っています。