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  • 2026/04/16 (木)
  •  昭和54年のテレビCMで「消して」「やめて」「止めて」がキーワードだった省エネ。イスラエルと米国のイランへの攻撃で石油市場が停滞し停戦交渉も難航。わが国の令和のオイルショックは確実の様相だ▼生活に身近なガソリン。地域価格差はあろうが以前の水準には戻りそうもない気配。さらに石油由来製品の値上がりが生活を直撃し始めるなど、既存の物価高とのダブルパンチに国民の懸念は増大の一途。不安定な国際社会への個人の防衛策にはおのずと限界がある▼個人の防衛では先ごろ、日本商工会議所会頭が「国民に節約をお願いする局面は来る」と述べていたが、大半の国民は既に節約生活に入っている。節電はもちろん、食費をはじめ遊興費など生計費の削減は限界に近いはず。そんな国民生活を知ってか知らずか、見下ろした的外れの発言に思えて仕方がない▼冒頭の昭和のキーワードを現代に置き換えれば「節電」に「環境保全」、そして痛感の「安定供給」か。喉元過ぎれば熱さ忘れる。限りある資源を承知で膨大な電力を欲するデータ社会に浴する私たちの覚悟やいかに▼いずれにしても、まずは停戦を。世界の願いこそ「やめて」「止めて」だ。

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