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2026/02/23
(月)
- 球磨川下流域に位置する八代市坂本町を訪れる機会があり、久しぶりに国道219号を通った。令和2年7月豪雨で被災した道路や河川の工事が進む現状を目の当たりにし、災害から5年半以上が経過した今も復旧途上の場所があることを再認識した▼この日は、大きな被害を受けた町中心部で球磨川流域初の河川防災ステーションと関連施設の合同落成式が行われた。市役所の支所や災害公営住宅、消防署などが一体的に整備され、流失した坂本橋の完成など生活基盤は大きく前進し、地元住民の喜びもひとしお▼会場に徒歩で向かう途中、災害公営住宅の駐車場で女の子から「こんにちは」と声を掛けられ、あいさつを返すと笑顔で手を振ってくれた。この子たちが安全に、安心して暮らせる環境を整えるのは大人の責務。そう感じた関係者もいただろう▼先人たちは文明や知識、財産などあらゆるものを次の世代へとつないできた。現代は少子化が社会問題となっているが、人類が今後も歴史を紡いでいくことに変わりはない▼世の中を憂うだけでは何も改善しない。行動を起こし、先祖に「思いはきちんと受け継いでいます」と胸を張れるよう頑張ろうと思う。