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  • 2026/04/10 (金)
  •  きょう4月10日は「駅弁の日」。「弁」の字が4と十の形をし、「当」の読みの十にちなみ、一般社団法人日本鉄道構内営業中央会が平成5年に制定した▼先日紹介したJR九州の第16回九州駅弁グランプリA部門(1400円以下)で、㈲人吉駅弁やまぐちの「栗めし」が、グランプリは逃したものの昨年に続き優秀賞を獲得。人気の高さを示した▼「栗めし」といえば、特徴的なクリの形をした容器にクリが乗った炊き込みご飯が有名。昭和40年から販売され60年の歴史を持つロングセラー商品であり、郡市民なら一度は味わったことがあるはず▼駅弁はコンビニ弁当とは違い、各路線とその地域ならではの食材や郷土性、旅情を感じる包装など特別な物。表彰状には「素材の味を大切にし、人吉の豊かな情景を思わせる温かく心和む駅弁」と評価▼しかし、5年前の豪雨災害で肥薩線が不通となってから同社の売り上げは減少。存続の危機にあったが、昨年5月に鹿児島県の(株)松栄軒に統合され、伝統の味は守られた▼家で食べるのもいいが、列車に揺られて車窓を眺めながらの味わいは格別。1日も早く肥薩線が復旧し、人吉駅に列車が戻ってくることを願う。

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