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  • 2026/04/09 (木)
  •  山に囲まれた人吉盆地。当然ながら海はなく、たまの休日に車を走らせて水俣・芦北地域へと出掛けることがある▼潮の香りや波の音、堤防で釣りを楽しむ人、どこまでも続く水平線など非日常の光景が疲れた心を癒やしてくれる。海の幸を食するのも楽しみの一つ。都会では味わえない、地方ならではの特権だ▼先月末、写真展を開催するとのメールが届き、久しぶりに宇城市不知火町の美術館を訪問。主催者が所用で席を離れていたため、ひとまず展示作品を拝見。イルカ、クジラ、ウミガメなど過酷な大海原で暮らす生物の力強さが目に飛び込んできた▼撮影者は水中写真家のロナルド・レスリー・大輔・ジョーデンさん。ハワイ生まれで幼少期にイルカに魅了されてドルフィンガイドになった。昨年、若くして急逝した彼が伝えたかった力強く生きるイルカの姿に感動を覚えた。人吉球磨での開催もあるかもしれないので期待して待ちたい▼写真展を企画した有賀千佳子さん(相良村)いわく、天草の海は潮の流れが速いため、ここで生きるイルカは他地域と比べて筋肉質だそう。くすっと笑える何気ないこぼれ話が新たな海の魅力を教えてくれた。

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