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  • 2026/03/02 (月)
  •  卒業式シーズン。ことしも就職や進学に向けた“新生活応援”の折り込みチラシが入る季節になった。家具や家電、スーツなど、その時代を通り過ぎた身も心躍る季節▼筆者の出身大学は筆者が入学する数年前まで制服があった。主な用途は式典や就職活動。先輩が午後の面接試験のために朝から黒いリクルートスーツ風の制服で大学に来ていた光景を思い出す▼学生時代は制服が動きづらく、特に自転車通学では暑さ寒さ対策くらい許してほしいと思ったもの。あのデザインや不便さも卒業すれば懐かしく、社会人になると自由さ故に服装の判断に迷う▼最近、高市内閣の女性閣僚のファッションに関する記事を見た。身だしなみやマナーは大前提として、なぜ女性は他にファッションセンスまで問われるのだろう。真に批評すべきは他にあるのでは▼以前、マナー講座の取材で「身だしなみ」と「おしゃれ」の違いを学んだ。後者が自己満足なのに対し、前者は「他者満足」という。以来、迷ったら他者満足を思い出し、場を損ねない配慮を心掛けている▼卒業式の次は入学式シーズン。服装に限らず場に応じた振る舞いを、日常でも他者目線と俯瞰力を意識したい。

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