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  • 2025/02/12 (水)
  •  日本の文化、伝統を語るストーリーを文化庁が認定する「日本遺産」制度。語る上で欠かせない有形、無形の文化財を国内外に発信、活用することで観光振興、地域活性化を目指しており、平成27年に郡市の「相良700年が生んだ保守と進取の文化」が認定されて久しい▼今月、驚いたのは、福岡と佐賀県にまたがる「古代日本の『西の都』」の認定取り消し。制度が始まって初めてで、核となる大宰府天満宮など多くの観光客が訪れているが、関係地域への広域周遊、連携不足が原因のようだ▼郡市も人ごとではない。昨年12月、条件付きで認定継続だったから。計画目標達成、取り組み内容とも「可」だったが、項目を見ると「ロゴの活用回数」「情報編集・発信」では「不可」も▼認定当初は、地元の意識づくりを含めPR事業も盛んだったが、コロナ禍、豪雨災害後は、あのロゴを見る機会、周遊イベントも減った。評価に「復興後の姿の旗印の一つとして日本遺産のストーリーが使われることで、日本遺産自体も磨かれていくことが期待できる」とあった▼訪日外国人は回復傾向。再審査、取り消しとならないよう改めてPR、活用を。

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