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  • 2026/04/21 (火)
  •  先の小欄で省エネにふれたが、パニック回避の予見こそ重要と痛感。そのための冷静さ、また社会を素直な心で客観視する意識も不可欠だろう▼大半の読者がご存じの「ゆでガエル理論」。緩やかな環境変化で将来破たんに気づけないとの意。事実とは違う単なる教訓話だが社会は常に動くもの。政治に無関心、半ば人生を諦めた生活では不感症にもなる▼この理論と対極的に存在した最たる人物こそ、かの松下幸之助翁と思う。大自然や大宇宙は絶えず生成発展する「日に新た」の思考は、経営者ならば一度は耳にしていよう。苦労を重ねた上で常に前を、あしたを想像する翁らしい人生哲学である▼そんな翁が設立した松下政経塾。先日、そこに在籍する息子らによるエネルギーフォーラムを視聴した。イラン戦争による原油高など時宜にかない、高市早苗首相輩出団体の点でも旬なのか会場はほぼ満席。彼らが示した国家ビジョン提言「エネルギー自立国家」に啓発された。何とかゆでガエルは回避できるかも▼政経塾といえば、塾内「松心庵」に掛かる軸こそ翁真筆の「素直」。意固地歴50数年目のことし、鑑賞の縁をいただけて素直にうれしかった。

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