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2026/05/19
(火)
- 数日来の異常な暑さに人間を含む動物、そして昆虫や植物すら驚きのことだろう。日本ならではの季節感も今は昔か、真夏日を超越し猛暑日目前の5月中旬では風情などあったものではない▼そんな愚痴を並べつつ、多少の変化はあれどもわが国の四季は確かにある。これに準じた伝統行事や生活習慣などの民俗ほか、情緒や感性を育む自然を踏まえた風物詩だってあまた。これからの季節といえば個人的にはホタルだ▼小欄を振り返れば、この4年間はほぼ5月20日前後にホタルをネタとする。その背景こそ自宅前で見つける淡い光のため。ことしももうすぐと推察、飼い犬の排せつのたびに暗闇を凝視の日々だが、恐らく毎年通うスポットでは舞っているのだろう▼ホタルネタは既出で底をついたはずだが見つけた。1億年前の発光色は現代の黄緑色と異なる緑色。鹿児島大学の研究で、夜行性捕食者に対し有毒(味が悪い)を主張する警告だったという。ちょっと待て、ホタルが有毒との事実もまた新たなネタ▼ホタルはことわざどおりに短命で、発光は種の存続が主目的の命の灯のよう。この事実を知れば光の乱舞を単なる美しさで捉えてはならない気がする。