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  • 2023/12/01 (金)
  •  きょうから12月。ことしも残り1カ月となり、「師走」の文字どおり気ぜわしさを感じる▼今冬、気がかりなのが家畜伝染病「高病原性鳥インフルエンザ」。先月25日に佐賀県で今季1例目の確認後、27日に茨城県、30日は埼玉県と全国各地で発生。養鶏農家は防疫対策に神経を尖らせている▼その感染経路の一つに挙げられるのが渡り鳥などの野鳥。今季は10月に北海道でカラスの感染が確認されて以降、先月23日までに1道8県で38件に上る。そのうち九州では、ツルの渡来地で知られる鹿児島県出水市でカモなど8件が確認▼郡市からも近く警戒を強めていた矢先に佐賀県で発生。熊本県は防疫態勢をレベル2に引き上げ、先月28日には県内の養鶏場に家畜伝染予防法に基づく消毒命令を出した。何とかこのまま収まることを祈るばかり▼さらに心配なのが、上記にあるインフルエンザ。県内の定点医療機関の患者数が平成31年以来警報レベルに達した。連日、小中学校の学年、学級閉鎖が多いとは感じていたが、人吉保健所管内が最も多いとは…▼新型コロナで学んだマスク着用、手指消毒、部屋の換気などの感染症対策。年末へ向け今一度励行を。

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