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  • 2026/04/06 (月)
  •  きょう4月6日は「46」の語呂合わせで「城の日」。日本百名城に数えられる人吉城跡は、相良氏700年の治世を象徴する。石垣の大規模な修復を終え、サクラに彩られた繊月城の姿は多くの観光客でにぎわいを見せている▼一方で、城の歴史は災害の歴史でもある。「相良文書」には、今から319年前の宝永4(1707)年、南海トラフを震源とする宝永大地震によって人吉城の石垣や楼門などが甚大な被害を受け、修復された記録が残されている。現在懸念されている巨大地震の脅威は、決して過去のものではない▼来たる14日には、前震と本震の二度の激震が襲った熊本地震から10年という大きな節目を迎える。人吉市でも当時、被災した市役所本庁舎が分散しての機能移転を余儀なくされ、のちに防災拠点を兼ねた新築移転を果たした。多くの人が避難所に身を寄せて不安な時間を過ごした記憶も色あせない▼くしくも、きょう6日は「新聞をヨム日」でもある。先人たちが残した古文書や過去の紙面を通し、災害の教訓から学ぶことの意義は大きい。この日を機に新聞をひもときながら、いつか来る地震への備えをいま一度見直す機会にしてほしい。

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