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  • 2026/05/18 (月)
  •  北海道や東北地方を中心にクマ出没のニュースが相次いでいる昨今。テレビでは今春も冬眠明けのクマが住宅街近くを“闊歩”する映像が連日のように流れる▼環境省によると、2025年度のクマの出没件数は過去最多だった2023年度の2倍超となる5万776件。捕獲数も最多の1万4720頭に上った。2025年度のクマによる人的被害は238人。うち死亡は13人で、いずれも過去最多を大きく更新。クマによる脅威は私たちの営みに大きな影を落とす▼湯前町が毎年、実施している那須良輔風刺漫画大賞の一般部門の大賞作品も2年連続でクマの出没を扱ったもの。時代を象徴する作品が全国から寄せられるだけに、どれだけクマ被害が人間社会に大きな影響を与えているかが見て取れる▼九州ではクマは生息していないとされるが、野生動物による被害は相次ぐ。とりわけ人吉球磨地方ではイノシシやシカ、サルが与える農作物などへの被害は深刻。収穫を間近に控えた農産物へのダメージは、高齢となった農業者の生産意欲をも阻害してしまう▼凶暴な野生動物が人里に出没することを防ぎ、人間と共存できる手だてはないものだろうか。

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