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  • 2026/01/26 (月)
  •  きょう26日は「文化財防火デー」。77年前の昭和24年の同日、世界最古の木造建築物、法隆寺の金堂壁画が焼損したのを契機に同30年に制定。貴重な文化財を火災から守るだけでなく愛護意識高揚へ、郡市でも来月にかけて防火訓練が予定されている▼一昨日、青井阿蘇神社で開かれたのは、熊本県博物館ネットワークセンター主催の「地域の魅力再発見講座in人吉球磨」。福川義文宮司が神社の歴史と国宝指定の理由を解説。講座の趣旨どおり、その価値を再認識▼一方で特徴的な茅葺き屋根など火災には脆弱。心配していたが、昨年には最新の防火設備を整備。放水銃だけでなく火災時には住民向けのアナウンスも。万が一には、近隣住民の早期発見、初期消火が欠かせない▼火災もさることながら郡市各所にある観音堂などでは盗難のリスクも。先週、球磨村のある集落を訪れた際、古い地蔵堂の解説標柱を見ると、昭和62年に木造地蔵尊坐像が盗難に遭い、行方不明になっていた▼後世へ守り続けていくには住民の力が必要だが、集落から人が減り管理自体が難しくなりつつある。文化財の宝庫と呼ばれる人吉球磨。宝を朽ちさせてはならない。

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