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  • 2026/01/14 (水)
  •  新年が始まって2週間。あす15日を中心とした前後は、各地域で小正月行事が相次ぐ▼郡市でよく見られるのが、農耕儀礼の「シュンナメジョ」、有害鳥獣を防ぐ呪術「もぐら打ち」、火祭り行事の「どんどや」。筆者も農村で育ったが、これらの行事とは縁がなかった▼「シュンナメジョ」「もぐら打ち」は近年、伝統行事伝承を目的に保育園で行われ、若い保護者にも知られるように。「どんどや」は、地域住民の新年交流行事として始まった所も▼人吉市大畑町では、住民有志が始め、ことしで30回の節目を迎えた。住民たちが新年のあいさつを交わして火柱に無病息災などを祈願し、みんなで味わう豚汁は格別だろう▼こうした地域行事も人口減少で継続が厳しくなりつつある。同町で江戸時代から続く「子ども山の神祭り」も主役の子どもが減少。今後を案じていたが、ことしから町外の子どもも参加できるように。形は変わろうとも子どもたちの健やかな成長を願う祭りの本質に変わりはない▼参加した子どもたちにとって、焼きたてイワシの味とチャンバラは一生忘れられない思い出。うらやましく思いつつ、これら新年の伝統行事が末長く続くことを願う。

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