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2026/04/24
(金)
- 美しかったサクラが散って葉桜となり、周囲を見渡せば新緑がまぶしい季節▼郡市では新茶の摘採が始まり、これから大型連休にかけて生産者は繁忙期を迎える。本紙でもふれたが、郡市は県内有数のお茶どころ。ただ、お茶を巡っては近年、生産と需要を巡って変化が起き始めている▼全国の主要産地を見ると、栽培面積は静岡県がトップだが、令和6年、7年産の荒茶生産量では鹿児島県が日本一となり、てん茶(抹茶)生産も1位。特に外国での抹茶需要が増加。米国を中心に日本食の人気、健康志向の高まりを受け、昨年の輸出量は1万トンを超え、輸出額も前年の倍、721億円へ急増した▼外国人から日本茶が評価されることは喜ばしいが、国内のリーフ茶人気も高まってほしいところ。手軽に飲めるペットボトルの飲料茶が普及し、急須のない家庭も増えている。日本茶は単なる飲み物ではなく日本伝統の食文化であり、カテキン類などの成分がもたらす効果も多い。急須でいれて香りと滋味あふれる一杯を▼新茶に限らず、みずみずしい新緑には自然の生命力を感じる。明後日、五木村では「新緑祭り」が開かれる。足を運んで目でも楽しんでみては。