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  • 2025/12/26 (金)
  •  ネットやスマホの普及もあり、若者のテレビ離れが進んでいるが、昭和の時代は、テレビの前に家族が集い、自然と団らんが生まれていた▼特に大みそかは、レコード大賞や紅白歌合戦など特別番組がめじろ押し。今も続く紅白歌合戦は視聴率と話題の出演者確保に苦労しているようだが、年末の新たな名物番組として定着してきたのが漫才師の日本一を決める「M―1グランプリ」▼結成15年以内であれば、プロ、アマ問わず出場できるとあって毎年、ユニークなコンビが注目を集める。2年前はくまモンも出場。2回戦で敗退したものの熊本県PRに効果があったようだ▼ことし注目されたのが、福岡県太宰府市の楠田大蔵市長。コンビ名「市長課長」で2回戦を突破したが、3回戦を目前に出場を辞退。理由は同市職員が飲酒して自転車を運転したことが分かったため▼当然ながら自転車も車と同じく飲酒運転はご法度だが、昨年から酒気帯び運転も罰則対象に。社会の目が厳しくなり、年を追うごとに罰則強化が進んでも絶えることがない▼これから酒席が増える年末年始。飲酒運転は自身のみならず、家族や周囲に迷惑をかけることを肝に銘じて一杯を。

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