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  • 2026/01/24 (土)
  •  戦国時代の武将たちの教えの中に「常在戦場」という言葉がある。「常に戦場にいるかのような緊張感と心構えで物事に取り組む」という意味の四字熟語。油断せず常に気を引き締めて行動するべきという心得を示しており、長岡藩(新潟県)が藩訓としていたことでも有名▼現代でもこの言葉をよく用いるのが衆議院議員。参議院は解散がなく6年間の任期を全うできるが、衆議院はいつ解散があってもおかしくない状況だからだ▼自民党総裁である高市早苗首相は昨日に召集された通常国会冒頭、“伝家の宝刀”を抜き衆議院を解散した。衆議院の解散は石破茂前首相の下で行われた2024年10月以来。4年の任期の3分の1にも満たない状況での解散▼「強い経済」を掲げる高市首相は当初、早期の衆議院解散に消極的な姿勢を示していたが一転。高市内閣の支持率が高水準を維持していることも要因に挙げられるが、26年度予算の成立が4月以降にずれ込むことは確実。野党は「党利党略で極めて非常識」「政局優先」と批判の声を強める▼多額の税金を投入してまで実施する異例の真冬の超短期決戦の“大義”は。そして各党が掲げる公約は。しっかりと見極めたい。

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