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  • 2018/11/29 (木)
  •  昨日、車窓から見かけた外国人観光客。欧州圏の顔立ちで午前はファミリー、午後はカップルだった。インバウンド(訪日旅行者)は確かに増えている▼郡市には地元民の馴染みはそれほどでなくとも、旅行者には極めて著名な店舗がいくつか存在する。日中の行列でも分かろう。さらに彼らは、客数を限りひっそりと営業する名店だって知っている。情報の仕入れ先はミシュランガイドだったり専門のSNSサイトだ▼京都や奈良、東京に大阪など世界的にも有名な観光地を巡った“通”のインバウンダーは今や、地方の小都市に目を向ける。理由は明確で、人知れず感動を味わえる名所の探求とともに、日本人の日常を垣間見たいとの欲求だ▼話を食に戻せば、郡市企業でもすでに取り組むハラル食品の製造と提供、数は少ないがメニューの英語表記など好対応もちらほら。ここで飲食店への提案が、菜食主義者向けメニューの充実だ。菜食者は細分化すれば13系統となり、主な欧米国の約1割が該当する▼「山紫水明で目に優しく、温泉で身を癒やし、食で健康に」を基本テーマに郡市の観光を捉えてはどうだろうか。そろそろ、インバウンダーに心を添える頃合いだ。

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