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  • 2018/10/31 (水)
  •  全国から750人が出場した「日本でもっとも豊かな隠れ里」サイクリング。昨年は台風の影響で中止だったが、ことしは秋晴れに恵まれ、参加者たちも快走し秋を楽しんだようだ▼回を重ねるごとに参加者も増加。話を聞けば、盆地の山々や中央を流れる球磨川などの自然、何気ない農村の風景を評価。中でも地元素材を使った手料理の昼食目当ての参加者は多く、「食」も大会の大きな魅力となっている▼国も自転車活用推進法に基づく活用計画の中で自転車と観光を組み合わせた「サイクルツーリズム」による観光立国の実現を掲げており、異国の地を自転車で走りたいという外国人は多いという。インバウンドにも対応できるイベントとして今後に期待▼また、五木村では「エコツーリズム」の環境ボランティアプログラムが行われた。遠くオーストラリアからの参加者もいて村内に滞在しながら環境保全と交流に取り組んだが、観光形態は団体の物見遊山型から個人の体験型に変わりつつある▼日本遺産に認定された豊かな隠れ里には、まだ地域資源が眠っている。それに気付き、どう生かすか。とりわけ体験や感動を提供できる人的資源が求められている。

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