HOME>>瀬音

  • 2018/08/27 (月)
  •  野球ファンのみならず国民を熱狂の渦に巻き込んだ100回目の全国高校野球選手権大会は先週終了。結果は北大阪代表の大阪桐蔭が2012年以来、史上初となる2度目の春夏連覇を達成した▼決勝で敗れはしたものの、秋田県勢として第1回大会(1915年)以来103年ぶりに決勝に進出した県立校の金足農は初戦の鹿児島実業から、大垣日大、横浜、近江、日大三と強豪校を撃破。その戦いには目を奪われた▼特に今大会は、ナンバー1右腕と前評判が高かった金足農の吉田輝星投手が、地方大会全5試合で636球を投げて完投。甲子園でも6試合途中まで仲間を信じて881球を投じるなど計1517球の力投に感動を覚えた。今後さらなる活躍に期待▼県内では現在、新チームになって初の公式戦が行われている。城南地区大会は、郡市勢の球磨工業、人吉はベスト8で惜しくも敗退したが、南稜が決勝に進出。八代に2―8で敗れたが、“農業高校”旋風を巻き起こした▼ことしの夏の県大会で野球部の歴史に幕を閉じた多良木の夢でもあった「人吉球磨から甲子園へ」という願いを残った3校にはぜひかなえてほしいと、切望している。

トップへもどる