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  • 2018/08/30 (木)
  •  59歳以上のシニアソフトボールの人吉ライナーズが、9、10月に開かれる西日本と九州の両大会に相次ぎ出場することになった。いずれも県予選を勝ち抜いたもので、全日本を加えた大きな3大会のうち、いわば“2冠”に輝いた▼同チームは59歳から68歳までの23人。毎週日曜日に集まり練習を積んでいて、他チームからまとまりの良さが評価されている。関係者によれば、それでも選手が増えないのが課題だそうだ▼往時に比べて県内のソフトボール熱は低下しており、7月末に人吉市で開かれた一般男子の全九州大会県予選はわずか6チームの出場だった。それに比べ、県シニア連盟の登録チームは36を数え、各大会は盛り上がる▼シニアは「“若手”の新加入があったチームが強くなる」そうだが、肝心の一般男子のチーム数が増加せねば先行きは暗い。昭和時代の後期は同市だけで市民早起き大会に約140チーム、実業団大会には約30チームが出場していた▼大きな大会への出場はよいが、遠征費用の個人負担が重くなる。同市と体協はスポーツ振興事業基金制度を設けているものの助成対象は全国大会以上。せめて「九州大会から」にと望む声も。

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