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  • 2018/06/27 (水)
  •  学校近くに居を構えて数十年。以来、子どもたちから元気をもらっている。とりわけ風に乗って聞こえる朝の放送は清々しく、時として気が重い一日の始まりの背中さえ押してくれる▼本来、安全な場所と疑わない小学校のブロック塀が崩れ、登校中の児童が亡くなった大阪北部地震から一昨日で1週間。その間、熊本県内でも県教育庁が市町村教育委員会に安全点検などを通知済み▼素人ながら通学路に関わる危険予知のリスクは地震予知の難しさに比べ丁寧かつ慎重、根気よく洗い出せば軽減されると確信する。ともあれ通学路を優先するのは必然ながら、休日ともなれば子どもたちの行動範囲は広がり、おのずと危険度が増す校区全体の安全点検も必須▼学校のブロック塀以外にも改善、改修すべき所はないか。昨日の小欄で人吉駅裏手の急傾斜危険区域の危うさを指摘。加えて、「特に梅雨時季は遠回りしてでも通らない」との声を聞く、人吉市東間小学校正門前の市道沿いの斜面も気掛かり▼木の枝や竹が電線に被さるほど茂り、道側へ張り出す圧迫感は否めない。かつて車両で通行中、枝が折れ落ち「ドン」と天井に当たった経験がある。何もなければいいが。

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