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  • 2018/06/22 (金)
  •  6月に入って米朝首脳会談に大阪北部地震など大きな出来事が続き、埋没した感のあったサッカーワールドカップ▼その心配を吹き飛ばすように日本が初戦で格上のコロンビアを破る快挙で一気に火が付いたような盛り上がり。明後日のセネガル戦の注目度も高まり、一喜一憂の夜になりそう▼振り返れば、サッカーはJリーグ誕生で平成に入って躍進したスポーツ。その前の昭和で人気だったのは野球、相撲にプロレス。中でもプロレスは、ジャイアント馬場、アントニオ猪木など人気レスラーの活躍で少年たちを興奮させた▼しかし、平成では「K1」など格闘技に押されて人気は下火となっていたが、近年になって再燃。「西口プロレス」「新日本プロレス」「九州プロレス」と立て続けに観戦する機会に恵まれたが、内容は多種多様。中でも新日本は、コンサートのような規模と観客の熱気に圧倒。人気復活を実感した▼一方で、山江村で大会を開いた九州プロレスは、福岡拠点のローカル団体。レスラーは九州にちなんだ個性派ぞろいで観客との交流も忘れない。地域密着にこだわる奮闘は、われわれに元気だけでなく地方で生きていく上での示唆も与えてくれる。

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