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  • 2018/06/13 (水)
  •  家庭、学校、職場にかかわらず、一日は朝の「おはようございます」から始まる。しかし、あいさつをしない、できない社会人が増えているとも▼だからか、今春、就職して研修中のわが子もあいさつの大切さを改めて“学び”、一日が始まるという。話は変わるが小学生のころ、何らかの機会を見て小さな親切運動に取り組んでいたのを覚えている▼その、小さな親切運動が始まったのは55年前のきょう6月13日。東京大学の総長が卒業式で卒業生に贈った言葉がきっかけ。大きなことではなく、小さな積み重ねの大切さ、豊かな心を育てようという思いが込められている▼「小さな親切運動」を提唱する公益社団法人の運動8カ条には「朝夕のあいさつをかならずしましょう」とある。あいさつが習慣となれば、小さな親切も同じく習慣となり得るためと推察。6月も半ばに入りそろそろ梅雨本番、傘の出番が多くなれば気分は沈みがち故、せめて心なりとも“晴々”と一日を迎えたいもの▼互いに言って、言われて気持ち良いあいさつを言葉の清涼剤代わりに捉えてはどうか。家族や登校中の児童生徒、職場の同僚へ“大きなお世話”と言わずにぜひ。

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