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  • 2018/06/11 (月)
  •  1日から熊本県高校総合体育大会が開かれ、郡市の生徒たちも猛暑の中、懸命の戦いを展開。その姿に感動を覚えた人は多かろう。日々血のにじむような努力を重ね、その成果をこの大会で出し切らんとした成果だ▼郡市勢の成績は既報のとおりだが、団体や個人で優勝や上位入賞を飾った。特に球磨工業高校勢は、カヌー男子が団体23連覇を達成するなど目を見張るものがあり、新たな歴史を刻んだ▼郡市の高校にとって県内外から優秀な選手が集まる熊本市内の有力校の壁を破るのは並大抵のことではない。その選手らも「強くなりたい」という一心で志望し努力しているのも事実。種目によっては中学校時代、切磋琢磨した仲間を相手に戦わなければならないこともある▼スポーツは勝負の世界。勝利して栄冠を手に喜びを味わうことができる一方で、負けて無念の涙を流すことの方が圧倒的に多い。勝者を目指し努力することはもちろん大切だが、負けたことをいかにそのあとの競技、社会生活の教訓として生かすかがなお大切だ▼好成績だった郡市の選手の舞台は九州、全国大会と続く。けがをせず、さらなる高みを目指してほしい。健闘を期待する。

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