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  • 2018/05/30 (水)
  •  郡市を含む九州北部地方は一昨日、昨年より23日早く梅雨入りした。同年は気象データが残る昭和26年以降、観測史上2番目に遅かったのだから、驚くには値しない▼ともあれ、ジメジメうっとうしい日であれば気分は沈みがち。子どもたちの笑顔よろしく、心を“晴らして”くれるアジサイやハナショウブにいやが応でも目がいく。動植物ともに今を生き、子孫を未来へ残すには水こそ欠かせない自然の摂理ながら多からず、少なからず▼とかく、災害につながる雨期はなおさら。やり過ぎて困ることがなくとも怠ると後悔するのは「防災」と、心しておきたい。これまで、国内で大雨がもたらした数多くの災害現場を記憶にとどめる球磨村の防災管理官は「自然相手の人力なんて知れたもの」と顧みる▼何か事が起きれば計算、解析の処理能力などに類いまれなコンピューターもさることながら、重機など文明の利器が不可欠とする所以。近年、異常ではなく“普通”になった梅雨入り後のゲリラ豪雨や集中豪雨にはやはり備えが一番▼防災グッズに関心が高い友人曰く、年々使い勝手の良い品は増す一方故、己や家族のためにも身の回り品のチェックを今のうちに。

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