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2026/09/14
(月)
- 熊本地震の発生から1カ月半。連日の報道に接し、人吉球磨が被災地となった令和2年7月豪雨災害の記憶が重なる。日常が一変し、自宅が帰る場所でなくなった夏▼豪雨災害の1カ月半後といえば、避難所で暮らす子どもたちに夏祭りがプレゼントされた。あるはずだった夏休みの思い出に、浴衣を着せてもらった女の子たちのうれしそうな表情は今も胸を熱くする▼地震関連の報道は当時の空気感や温度を呼び覚ます。災害が決して歴史上の出来事や過去の記録ではなく、現在と地続きの実体験で、同時に次世代に残すべき教訓だということを再認識▼日常を取り戻すまでに多くの時間が必要な被災地。八代市の友人には「避難所へ行かなくても被災者は被災者。必要な支援を適切に受けてほしい」と伝えている。これは豪雨被災者の実感▼「もっと大変な思いをしている人がいるから」と我慢する人や「どこに頼めばいいか分からない」と諦める人もいた。支援者の「気付き」もさることながら、自ら「助けて」と声を上げる勇気も大事▼被災地に生活情報を伝えることは命をつなぐ。一方で、過去を振り返り、教訓を未来へ手渡す役割も果たしていきたい。