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  • 2026/09/09 (水)
  •  熊本地震の発生から1カ月が過ぎた。九州自動車道、国、県道など主要道路は、関係者の努力で応急復旧が進み、状況確認を兼ねて先日、八代市内を訪れた▼国道3号沿いは、被災前の光景と変わらなかったが、街中に入れば倒壊した家屋が点在。瓦屋根の古い木造家屋が目立ち、八代警察署近くにある国指定名勝「松浜軒」は塀や蔵が倒壊し無残な姿に▼上水道の断水解消に伴い、多くの飲食店が営業を再開。立ち寄った店は建物被害もなく客足も戻っていた。一方で別の店は休業中。その店は、昨年8月の記録的大雨で浸水被害を受け、長期休業を余儀なくされたが、ことしは地震に見舞われるとは。気の毒でならない▼上水道は使えるようになったが、井戸が使えずに今も水の確保に苦慮している被災者も。発災後、同市内の親類から「人吉球磨に井戸掘りができる業者はいないか」と窮状の電話があった。後で知ったが、同市内では井戸の利用が多いという。親類は井戸の復旧を諦め、上水道に接続することを決断した▼生活やなりわいの再建など復興への歩みは始まったばかり。被災地に隣接する人吉球磨だからこそできる支援は何か、考えたい。

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