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  • 2026/08/06 (木)
  •  私たち人類の歩みは前進ばかりではなく、時に後退を余儀なくされての進歩と思う。その過程で教訓を伝承し、同じ轍を踏まない知恵を身に着けてきたはずだが、災害のたびに後悔が募る▼災害といえばこちらは世界最大の人災だが、きょう6日は人類に向けて初めて原爆が使われた悲劇の日。米国では今でも投下の正当性が支持されるなど、個人的には9日と合わせて落胆の日。今なお、無差別大量殺りくが繰り返される理由が見えてきそう▼冒頭の教訓伝承に照らせば、悲惨な出来事を後世に残す災害遺構の意義は十分にある。広島の原爆ドームしかり、阪神淡路大震災や東日本大震災は無論、平成28年熊本地震でさえ益城町谷川地区では、国の天然記念物に指定された保存断層がある▼今回、被災地の水道復旧に時間を要する原因が水道管耐震化率の低さ。県レベルでは全国平均ながら八代市は29%、宇城市は4%。これでは10年前の記憶と教訓が十分に生かせたとはいえないが、まずは市民生活の安定実現が先。反省と対策はその後だ▼災害遺構への賛否はさておき、惨状を伝える写真一枚でも各家庭に備え、後世への教訓にしてもいいのではと思う。

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