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  • 2026/08/01 (土)
  •  「天災は忘れたころにやってくる」は常に事後、また使い古された訓戒だが胸をつかれる。当たり前という、日常への謝恩の忘却に反省しきり▼今回の震災では人吉市の場合、断水や水圧低下に見舞われた。水を得られない生活苦も、断水に加えきのうまで停電状態だった八代市や氷川町などを思えば取るに足らない。残る非日常は高速道路の遮断で、早期開通が待たれる▼中でも重要な人吉と八代間。八代JCT手前の片野川橋はジョイントが損傷、路面が50センチ強も分離し縦方向の段差すら生じている。ある橋梁工事業者の論文には、甚大な桁ずれ・構造体被害では復旧に数カ月から1年以上とあったが果たして▼そこに存在して当たり前、慣れ親しんだサービスの途絶がもたらす混乱。それに適応し過ぎてぼうぜんとすくむのが現代人ならば、デジタルとは無縁で道路はもっぱら一般道、不便さと共存環境で育ったのが昭和人である。粘り強さの見せどころが今だ▼在京知人の勤務先では発災翌日にDMATが出立するなど、全国から救援と復旧支援が届く。IT技術に善意を加味したコミュニティーほど頼もしいものはない。「復興は希望の先に待っている」。

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