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2026/08/03
(月)
- 最大震度7を確認した熊本地震の被災現場は、6年前に人吉球磨を襲った豪雨災害の記憶を鮮明に呼び起こす。現地取材を通し、倒壊した家屋、断たれたライフライン、そして猛暑の中で不安な夜を過ごす人々の姿は、私たちがかつて味わったあの試練そのものと感じた▼過酷な状況下で住民同士が助け合う一方、現場の報道には厳しい視線も向けられている。悲しみの中にある被災者から向けられた「配慮を」という切実な声を受け止めねばならない。豪雨の際、本紙は通信障害の中、生活情報の発行に奔走し、真に必要な報道を模索した。今こそ過度な取材を戒め、真に困窮者の糧となる情報発信を心掛けるべき▼また、全国からの手厚い支援によって復興への歩みを進めてきたこの地域には、受けた恩を次の被災地へ返す責務がある。物資や義援金の供給にとどまらず、現場の心に同調するイベントの開催など、多様な形で思いを届けることが可能▼あす4日で発生から1週間を迎える被災地は今、心身ともに疲れが深まる時期にある。過去の痛みを共有する地域として、私たちは報道のあり方を省みつつ、長く温かな支援の灯をともし続けていきたい。