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2025/11/14
(金)
- ことしは戦後80年、昭和100年だが、それを上回る150年の節目を迎えたのが小学校。郡市でも各校で記念式典や行事が相次ぐ▼歴史をたどると、明治5年の学制により、全国各地にあった寺子屋や私塾が小学校となり、翌6年は1万2558校、150年前の同8年は倍の2万4303校に増えている▼その1校が五木村の五木東小学校。あす15日に創立150周年記念「五木源ふれあいフェスティバル」を開催。記念プログラムとして児童たちが棒踊りを披露し、保護者と共に節目を祝う▼ただ、その歴史は来年3月で幕を下ろす。4月から9年制の義務教育学校「五木学園」が開校するからだ。昨年8月から検討委員会を設置して開校準備が進められ、すでに校章、校歌、制服などが決定。来年3月には、同校と五木中学校合同の閉校式を計画している▼同村には、かつて小学校5校と分校5校があったが、児童数の減少に伴い統廃合が進み、五木東だけが150年を迎えることができた。同村だけでなく郡市でも児童数減少は顕著。人吉市では学校のあり方について検討が進む▼50年後、各校が創立200周年を迎えられることを願いたい。