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2025/11/10
(月)
- 先週、天草市で開かれた熊本県中体連駅伝大会。人吉球磨からは男女4チームが出場し、男子の錦中は3位、あさぎり中の横山倖季選手が区間新記録を打ち立てるなど健闘した▼発着点となったあましんスタジアムには大型テレビが設置され、レースの模様をリアルタイムで放映。チームメートや保護者、陸上関係者らが固唾をのんで展開を見守る中、画面に映し出される地元選手の懸命な走りに胸が熱くなった▼レースを終えると、苦楽を共にした仲間と肩を組む選手の姿があった。3年生にとっては中学校生活最後の中体連大会。「目標に届かなかった」「やりきった」と結果の受け止めはそれぞれ異なるだろう▼それでも大会に向けて練習してきた過程、たすきをつないだチームメートとの絆、支えてくれた関係者への感謝の思いは何事にも代え難い大切なもの。この経験は長い人生の中できっと役に立つ。ひとまずはお疲れさまでした▼社会人生活に置き換えると、心の底から喜び、悔しがる場面はどれだけあるだろうか。達成感や後悔の念は行動した人の心構えに比例する。これまで以上に真摯に取り組まなければならないと選手たちに教えてもらった気がする。