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  • 2025/11/28 (金)
  •  「防災は特別ではなく、日常の中にある」―▼令和2年7月豪雨の被災地の球磨村で21日に行われた「くまむら防災教育の日」と、昨年4月に開校した球磨清流学園が昨年度から熊本県教育委員会の指定を受けている防災教育研究推進校の研究発表会。冒頭は同学園児童生徒会長の大岩凌君の言葉▼豪雨災害の前から続く防災教育と、災害の教訓を次世代につなぐ取り組みにふれた。災害という非日常は日常に起こり得るもの。大岩君は「過去を思い出すだけでなく今の行動につなげること。後輩たちにも地域のために行動できる人になってほしい」と語った▼15日には山江中学校の文化祭を取材した。生徒は総合的な学習の時間で山江村の「ミライ」を探究する活動に取り組んでおり、ステージや展示、試食などでその成果を披露。興味関心が山江村の未来にどうリンクするか。それぞれが思う“ミライ”があった▼インタビューに答えてくれた生徒たちは試行錯誤や失敗を経て導き出した自分たちなりの考えを一生懸命に語ってくれた。いずれの生徒も主体的に取り組んだからこその自信と説得力に満ちた言葉。筆者も仕事や日常への向き合い方を改めて教わった。

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