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2025/11/11
(火)
- 毎年、楽しみにしている現代用語の基礎知識選「新語・流行語大賞」の候補30語が発表された。ノミネートされたのは「物価高」や「クマ被害」「トランプ関税」など▼米価高騰対策として政府が放出した備蓄米「古古古米」や大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」、地球温暖化の影響で日本の四季が夏と冬に二極化している「二季」など、ことしの世相を表す言葉もずらりと並んだ▼世相が反映される“コンテスト”といえば、湯前町が毎年実施している「那須良輔風刺漫画大賞」もその一つ。同町出身の風刺漫画家、故・那須良輔氏の業績をたたえようと平成4年から開かれているが、34回目となることしの一般部門の大賞には国内で大きな問題となっているクマの出没を扱った作品が2年連続で選ばれた▼来月1日に大賞が発表される「新語・流行語大賞」には、自民党総裁に選出された高市早苗氏が決意を表明した際に述べた言葉「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」もノミネート▼国内外の大物政治家を風刺し続けてきた那須氏が存命なら、「ガラスの天井」を破り憲政史上初の女性首相となった高市氏をどう描くのだろうか。