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  • 2025/10/21 (火)
  •  二十四節気「霜降」を目前の晩秋にて気温が季節に追い付いた。忘れつつあった感傷的風情が整えば、つい見上げたくなるのが夜空。しかし残念ながら郡市予報は曇り続き▼というのも今秋の天体ショーがその理由で、まずはレモン彗星だ。昨秋の紫金山・アトラスは8万年周期、または非周期彗星といわれたが、こちらの周期もなかなかで約1300年。前回の到来が鎌倉時代だったと思えばロマンあふれるではないか▼彗星といえば鮮烈なデビューを果たす人物が中央政界にいる。きょう午前に出稿済みの小欄と前置き。この後、わが国初の女性総理となろう高市早苗自民党総裁だ。激烈な総裁選を経た恨み節と、連立解消の憂き目を歯牙にもかけず前進する様子から、あえて「女性」の敬称が不要と思える存在感をも発揮する▼先の総裁選で31の都道府県連が支持した背景こそ、物価高騰など生活苦にあえぐ日本国民の意識の現出であり期待度合いではないか。しかし自民党内“高市おろし”の醜聞や連立に絡む他党の動向から、次期解散総選挙を経て与野党を含めた政界再編に期待したくもなる▼彗星のごとく誕生するであろう高市内閣。わが国の吉兆となるか期待大。

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