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  • 2025/09/11 (木)
  • 　若者が地元に残ってくれるのと同様に、他の地域で活躍する話を聞くのもまたうれしさを感じる▼東京都を拠点に活躍している多良木町出身のイラストレーター、ＭＯＲＩＴＡ　ＹＵＵＳＡＫＵさんは現在２８歳。人吉球磨での仕事も多く、先日は帰郷して多良木やあさぎりで活動したりと今でも郷土のつながりを大切にしてる姿に取材を通して感銘を受けた▼創立１５０周年を迎えた多良木小学校ののぼり旗の制作にも携わり、帰郷に合わせ同校を訪れての町民との交流は、同氏の学生時代や家族との関わりがある地元ならではの会話が交わされ、ＭＯＲＩＴＡさんの話を聞いて誇らしそうに笑顔を浮かべる参加者の表情が印象に残った▼また、８月末に行われた多良木町出身初の女性競輪選手、尾方真生さんの講演会も会場となった石倉は参加者が詰め掛け超満員。厳しい競技の世界で頑張る尾方さんの姿に元気をもらった人も多かった▼高齢化や人口減少が進む中で、子どもたちや若者の行方は多くの人が気に掛けていると思うが、同世代の彼らの姿から筆者も学ぶことは多かった。紙面を通じて地域のために何ができるのか。改めて考えたい。

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