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  • 2025/09/10 (水)
  •  きょう9月10日は「下水道の日」。立春から210日目の「二百十日」に続く「二百二十日」に当たる台風警戒の時期。雨水排除の役割を含めて普及を図るため、昭和36年に「全国下水道促進デー」として始まった▼人吉市では昭和56年から供用開始し、ことし3月末の水洗化率は95.8%。2日には市内2店舗で啓発活動を行い、適正利用をPR。球磨郡でも球磨川流域下水道、山間部では集落排水施設、浄化槽の整備が進み、かつて生活排水を垂れ流していた時代を考えると、球磨川の水質や生活環境は大きく改善された▼ただ、標準耐用年数は50年とされ、今後老朽化に伴う更新が課題に。ことし1月、埼玉県八潮市で大規模な道路陥没が発生。トラックが落ちて男性が死亡したのは記憶に新しい。今月、原因究明委員会が指摘したのは硫化水素による腐食。本格復旧には数年かかるという。同じような事故が起きなければいいが…▼下水道もさることながらわが家に目を向ければ、電気温水器が耐用年数を過ぎ、業者からは買い替えの誘いが。わが身も耐用年数が来たのか心身の老いを実感。更新は無理だが“長寿命化”へメンテナンスを心掛けたい。

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