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2025/08/30
(土)
- 最近、馴化が気になる。これは気づかぬうちに物事への感覚と関心が希薄化、その良悪判断すらままならない状況をさ指すが、いまだ猛暑日の生活下、体調維持に欠かせないのが暑熱馴化。慣れにも善悪がある▼日々の報道にあるロシアとウクライナ紛争やトランプ大統領の利己的外交への馴化もあろう。和平交渉中、ロシアの一方的な攻撃と犠牲者の報を私たちはどんな心理で受け止めているか。また世界各国はなぜ、利己的でどう喝まがいの関税措置に抗せず朝貢外交を続けるのだろう▼ところで先ごろ、豪雨災害の支援活動に参加した。ボランティアセンター開設から間がなかったせいか、参加者数の少なさに驚いた。5年前の郡市の場合、新型コロナ対策で県外者の受け入れを断ったにもかかわらず“あの”数である。まさかとは思うが、毎年の発災も影響し支援側の心理に馴化は起きていないか▼災害と馴化では、災害発生時に状況を過小評価する「正常性」と、自分だけは大丈夫と思い込む「楽観性」などのバイアス(偏見・先入観)が働き、避難を妨げる事例が多数起きている。天災は“忘れたころ”ではなく“常日ごろ”にやって来る▼防災の日を目前にふと思案した。