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  • 2025/08/29 (金)
  •  先日、あさぎり町で開催された「夏休みおどんがプラモコンテスト」。多種多彩な展示作品の中で目に留まったのは、ウオーターラインシリーズと呼ばれる軍艦の洋上模型▼その名のとおり船の喫水線から下を省いて700分の1スケールで統一。戦艦、空母、巡洋艦、駆逐艦と種類も豊富で艦隊を編成し海に浮かんだ状態が再現できる。昭和46年からタミヤなど静岡模型教材協同組合加盟の大手メーカーが共同企画し、艦種を分担し製品化。半世紀以上にわたるシリーズとして根強い人気を誇る▼今回、展示されていた作品名は「天一号作戦 第一遊撃部隊」。昭和20年4月、戦艦「大和」を中央に巡洋艦1隻、映画で話題の「雪風」を含む駆逐艦8隻で円陣を組み、沖縄を目指した水上特攻を再現していたが、驚いたのは出品者が年配でなく16歳の高校生だった点▼自身も子どものころに何隻か作ったが、今思えば組み立て説明書に書かれた戦歴を読み、戦争に関心を向けるきっかけになった。出品者も作るだけでなく艦隊を編成するため、おのずと戦史を調べて学んだことだろう▼戦後80年。次世代が戦争と平和を学ぶ教材としてプラモデルに目を向けては。

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