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2025/07/16
(水)
- 一昨日、宅配便が届き、差出人を見ると福岡県在住の姉。お中元の贈答品だったが、お返しに何を贈るか悩むのもこの時季ならでは▼そのお中元は15日の「中元」に由来。中国の道教の節句で、供え物を献上して祝う日だったが、それが日ごろお世話になった人に暑中のあいさつを兼ねて品物を贈るようになって定着▼物を与え、受けて返す贈答の風習は、日本に限らず世界の民族でも広く見られるという。日本の場合、贈答品に食べ物が多いが、折からの物価高騰を受け、限られた予算内での品選びはより難しそうだ▼その品もそうめん、食用油、お菓子など多種多様だが、沖縄県で人気なのはお米。高温多湿の気候の中で品質を維持するために真空パックし、化粧箱に入れて販売されていると知り驚いたが、米価高騰の影響やいかに▼備蓄米の放出が始まり価格は下がり始めたが、まだ備蓄米の現物を目にしていない。郡市内外の店を訪れた際は必ず売り場をチェックするが、あるのは「完売しました」「入荷未定」の張り紙。残っているのは5キロ4000円台の銘柄米にアメリカ産米▼沖縄県に倣い、ことしは返礼品に銘柄米を贈ろうか。喜ばれるのは間違いない。