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  • 2025/07/09 (水)
  •  任期満了に伴い、6日に投開票された五木村議会議員選挙。定数8に現職5人、新人6人が立候補し、現職と新人が4人ずつ当選。小さな村の〝真夏の選挙戦〟は幕を下ろした▼今回、驚いたのは新人の多さ。同村に限らず、近年の町村議会議員選挙を見れば、なり手不足から無投票や定数1人オーバーが多い。人口減少と高齢化が顕著な同村も同様。12年前の改選では、16年ぶりの無投票となり、その後、議会は定数を10から8へ削減した▼なり手不足は議会の高齢化にもつながるが、8年前は地域おこし協力隊として移住した30歳代女性が初当選し注目を集めた。しかし前回議席を失い、女性議員自体も不在となった▼今回は近年例を見ない新人の多さに、再選を重ねてきた現職陣も驚くほど。票の動きも変化し限られた1票を取り合う激戦に。高齢化に伴い低下傾向の投票率は上向き、村民の関心の高さを示した▼多くの候補が訴えたのは、ダムの是非よりも新たな振興計画実現。すでに人口は1000人を割り、今後のむらづくりは待ったなし。新選良8人による新議会の始動は8月から。議席の半数を占める新人勢には、村民の期待に応える議員活動を。

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