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  • 2025/07/08 (火)
  •  甲子園出場を懸けた全国高校野球選手権熊本大会がことしも開幕した。先日は人吉と球磨工業が快勝し、2回戦へ。両校は12日のリブワーク藤崎台球場第2試合で対戦する▼夏の大会で郡市勢同士が戦うのは珍しい。最近では平成23年に多良木と球磨工業が1回戦を戦った。多良木は最終回に4点を挙げて追い付いたが、球磨工業が劇的なサヨナラ勝ち。当時の監督、選手の名前を読み返すと懐かしさがこみ上げた▼107回を数える同大会も、少子化や野球離れによる部員減などの影響でチーム数は減りつつあり、今大会は10校が連合チームとして出場。1回戦で球磨工業と戦った5校による連合チームの矢部、甲佐の登録選手はそれぞれ1人のみだった▼高校単独で出場できなくても、甲子園という夢を追いかける高校生が結集した連合チーム。他校と比べて練習など難しい部分もあっただろうが、最後まで諦めない姿はまさに高校球児だった▼取材中、高校の同級生数人が保護者として球場を訪れていた。いずれも高校時代、スポーツに打ち込んだ学友で、親の思いは子に受け継がれているとしみじみ。久しぶりにスポーツに汗を流したいと気持ちが高ぶった。

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