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  • 2025/06/12 (木)
  •  過日小欄で“ここ来ない”と、うたった古古古米。個人的にはまだお目にかかれないが、高騰ぶりは不変の銘柄米を前に古古古古米ならばいずれは可能かと想像。どんぶり飯をかき込める日の到来が待ち遠しい▼加重傾向で減量を意識するも、いざ実行となれば意志薄弱ぶりを露呈してきたこの4半世紀。そこで到来したコメ不足社会を機にプチダイエットを敢行し、高値の米食を手ごろなうどんに変えてみた。結果、のど越しよろしく、つい食べすぎるのは米食とあまり変わらない▼世界の二大主食である米と小麦。無論、わが国の主食はコメなのだが1世帯当たりの支出額は2014年以降、パンがコメを上回ったまま。ちなみに令和4年時点の1世帯当たり食料支出額はコメが約2割。なお小麦食の麺類は2割、パンに至っては3割強との結果▼わが国の小麦食は、戦後食糧難に米国の余剰農産物導入で進められたと聞く。また慶応大の林髞教授による「米食低脳論」も小麦食推進に拍車をかけたとも。事の正否はともかく米食離れの危惧は、今に始まった訳ではない▼そろそろ郡市の田んぼではホウネンエビ出現のころ。豊作に伴う、白米を頬張れる日が待ち遠しい。

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