HOME>>瀬音
-
2025/06/07
(土)
- 周囲は無論、テレビや新聞、SNS上ではコメ騒動とその話題が尽きない。主食の一大事だから仕方がないにせよ、収束の日はいつになるのやら▼備蓄米なしで難局を越せないのは確かだ。一部の専門家は今秋を経れば相場も落ち着き始めるというが果たしてそうか。令和7年産米について、一部のJAは概算金を昨年比3~4割ほど引き上げた上、保証まで付記している。これが全国的な流れとなればおのずと販売価格は上がるだろう▼さらにちまたで吹き荒れる騒動の“犯人さがし”。高騰と不足は私腹を肥やしたと噂の米卸大手を筆頭に、備蓄米の流通遅れではJAとの意見が大半。ちなみに米政策を担う政治を選択、今なお食品ロスを生み続ける飽食環境を求めてきたのはわれわれ消費者であり国民ではないか。一考の余地あり▼今や“米”で混乱の極みに達する国内は内憂。さらに日本経済と安全保障を揺るがす“米国”が外患を招くなど、米に振り回されっぱなしの現状。そこで米偏を使い、前向きな文章をひとつ。「精いっぱい粘って糧を得る」。やはりイマイチ▼イマイチといえば古古古米をまずいというなかれ。まずは感謝を、さらに今後を思う好機と捉えて。