- 2025/03/27 (木)
- 小中学校の卒業式や修了式が終わり、登校する児童生徒の声が聞こえなくなった。来月には再び見慣れた光景が戻ってくると分かっていても、しばらくは寂しい朝が続く▼年度末とあってか、道路工事をよく見かける。歩行者や自転車は地面の凹凸を避けて通る場合があり、すれ違う際は十分な間隔を取ってはいるがぶつかりそうで怖く、迂回することもしばしば▼先日、静岡県浜松市で小学生が乗った自転車の列に軽トラックが突っ込み、児童1人が死亡する痛ましい事故が発生した。現場は下り坂でスピードが出やすい道路だという。狭い通学路でスピードを落とさず通過する車両を見ると不安が募る▼令和2年7月豪雨以降、災害復旧工事などで「大型トラックが増えた」と気にする人もいる。私たちの周りでも悲惨な交通事故が起きないとは限らない。ドライバーはもちろん歩行者、自転車など道路を利用する全ての人が相手を思いやり、安全を心掛けることが肝要▼まもなく新1年生が小学校に通い始める。基本的には歩いて登下校し、本格的な交通ルールを学ぶのはこれから。未来ある子どもたちのため、経験豊富な大人が率先して見守ろう。

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