- 2025/01/31 (金)
- 先週、ソニーが記録媒体4種類を2月をもって生産を終えると発表した。その中には、音楽用ミニディスク(MD)と映像用ミニDVカセットも▼MDは、コンパクトディスク(CD)より小さく扱いが簡単。カセットテープの後継媒体として一気に普及したが、メモリー型プレーヤーやネット配信など環境変化に伴い需要は減少。今では知らない若者も▼ミニDVカセットも、ビデオカメラの高画質化とコンパクト化を実現し、わが家でも子どもの成長を記録していたが、その後、さらにコンパクトなカード記録型のカメラに変えたこともあって使っておらず、今回の発表で思い出した次第▼それより気になるのは、ビデオテープの2025年問題。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が6年前、2025年までにデジタル化しないと見られなくなると警告。普及のピークだった1990年代のテープが耐用年数を過ぎるからだ▼家の押し入れには、VHSとベータ方式のビデオデッキと録画したカセットテープが長らく眠ったまま。果たしてデッキは動くのか、テープの状態は、どうデジタル化するか▼時とともに迫ってくる思い出の消失に不安が募る。
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