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  • 2025/01/07 (火)
  •  日ごろ料理をする頻度は少ないが、先日は久しぶりに夕食を作ろうとスーパーマーケットへ。偶然会った知人と新年のあいさつを交わし、取りあえず店内を歩いてみた▼総菜や飲料など必要な物をかごに入れたが、やはり野菜コーナーで立ち止まってしまった。全体的に価格が高く、想定していた献立を変更。普段は何気なく買う食材だっただけに、食卓に並ぶ機会が減ってしまうのは残念▼ニュースによると、野菜だけでなくその他の食品も値上がりする見通しという。中でもキャベツの高騰が目立ち、あるトンカツ店では豚肉よりもキャベツの方が仕入れ値が高く、人気があるキャベツの「おかわり自由」を継続するか頭を悩ませた▼昨年は「令和の米騒動」が話題になった。家計を考えて嗜好品は我慢できても、日々の食事をなくすことはできない。同じ規格の商品ならば少しでも安く買いたいと思うのが消費者の心理。ことしは価格が落ち着いてほしいと願う▼政治では「年収の壁」の見直しをはじめとする税制改正の議論が続く。国民が豊かな生活を送るためにも検討を重ね、できれば即効性のある政策を期待。国を支える“人”が苦しんでは元も子もない。

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