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  • 2024/10/28 (月)
  •  石破内閣の誕生から戦後最短と言われる衆議院議員選挙が27日に投開票された。結果は自民党、公明党の与党が議席大幅減となり、2009年以来15年ぶりの過半数割れは「歴史的大敗」という▼衆議院の定数465議席のうち、選挙前まで自公連立政権は自民党単独でも過半数233議席以上の与党で279議席を獲得していたが、自民党派閥の「裏金問題」を最大の争点とした短期決戦が逆風を強め、与党は64議席減の215議席で過半数に届かず、野党との連携が必要な状況に▼一方、人吉球磨を含む21市町村の熊本4区では、自民党前職と立憲民主党新人、日本維新の会元職の3人がしのぎを削ったが、人吉市2人、あさぎり町出身1人という郡市の顔ぶれ▼「あさぎり町深田の生まれ」だからこそ地方の視点を大切にする金子氏が選挙期間中に連呼したのが「地方の繁栄なくして国の繁栄なし」。令和2年7月豪雨災害から道半ばの復興、県北との経済格差など課題が山積している▼八代市の選挙事務所であった金子氏の当選報告式では「2回目の大臣就任」を期待する声も。地方の声を国政に反映するためにも、野党と「対立」ではなく「対話」が求められる。

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