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  • 2021/05/14 (金)
  •  都市部に住む友の間で犬や猫などペットを飼う家庭が増えている。不用不急の外出自粛、3密回避…。コロナ禍に伴うストレスから癒やしを求めてのよう。リードを外して自由に走り回ることができるドッグランを備えた施設へ行き、自身はともかくペットの運動不足解消に躍起と聞けば笑うに笑えない▼近年、地方でもペットと“同居”可能なアパートが続々。ドアの下方に犬や猫が出入りできる専用窓、コンセントはコードをかみ切らないように壁の上部に配置され、人もペットも住みやすい設計が施されている。ただし、人とペットが暮らすにはそれなりのマナー、周囲への配慮は欠かせない▼昨年の7月豪雨災害後、人吉保健所は人吉球磨獣医師会と合同で犬や猫のいる避難所を巡回し、トラブルを避けるために飼い主らへ清掃に関するルールを依頼した経緯がある。人とペットの共生故、互いにストレスを助長しない気配りや思いやりは大事▼梅雨入り間近な今、備えの一つとして「同行・同伴避難」を想定して避難先でケージに入れてもストレスを感じないように訓練をしてはどうか。犬や猫の気持ちを察して立場逆転の発想で接すればきっと新たな気づきが。

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