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  • 2021/02/27 (土)
  •  3月1日はヤマメ漁解禁日。美しいパーマークの“渓流の女王”との駆け引きを待ちわびた太公望も多いはず。好ポイントひしめく球磨川水系、水系は異なるが槻木川も本流、支流とも“聖地”▼餌、ルアー、フライなどバラエティーに富む。餌釣りは、渕から季節の進みとともに瀬にポイントが移る。上層の速い流れではなく下層の遅い底波に合わせるのがポイント▼「釣れる」(受動)ではなく「釣る」(能動)。警戒心が強く、川面に映る影、先行者、濁り、餌も釣果に連動する繊細さと奥深さ。師匠、専門誌、動画の教えを得ては研究、実践。人や自然、気付き、反省との“出会い”。仕事や人生などさまざまに通じると感じるこのごろ▼近年の大雨。渓流を遡上する中、砂石がたまって渕が少なくなっているのが気掛かり。有害獣のシカが下草を食べ、角で木の皮を剥ぎ、枯れた草木の根の結びつきが弱まり土砂が流出しやすくなっているのだろうか。川と山の変化が気になる▼解禁日は平日、天気は曇り。新型コロナ自粛でむしばまれた心と体。「f分の1ゆらぎ」の宝庫で釣り糸を垂れる日を心待ちにした皆さん、ことしの“初戦”はどちらに。「いざ出陣」「さーやらん」。

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