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  • 2021/02/20 (土)
  •  二十四節気の「雨水」を過ぎた。“雪が雨に変わり、草木が芽吹き始める時季”を経れば季節は春を迎える▼気候といえば「三寒四温」。まさに先週末から今週にかけた気温変化がそうだった。3日ほどの寒い日から一転、4日ほどの穏やかな日和となる、そんな気候が繰り返される気象状況は、中国北東部で発達したシベリア高気圧の影響で発生する▼わが国では2月から3月上旬、季節が冬から春へと移行する時季に使われるようになったが、本来は中国北部や朝鮮半島など外国に多い現象。この気温上昇とともに注意すべきが花粉症によるくしゃみ。新型コロナウイルスに絡む飛沫感染の危険性も増す▼“コロナ”といえばさらに気になるエアロゾル感染。エアロゾルとは大気中に浮遊する微小な液体または固体の粒子。厚生労働省の「COVID―19診療の手引き」では、昨年9月時点の新型コロナの主な感染経路とは評価しないが、空気予防策は推奨する▼全国的な緊急事態宣言が功を奏したか、新型コロナの陽性者数は減少傾向で推移。さらに昨日から人吉市でワクチンの先行接種がスタート。コロナ禍の終息と水害復興の前進など、心の春はいつ訪れるのやら。

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