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  • 2021/02/18 (木)
  •  公立高校の令和3年度入学者後期(一般)選抜と特別支援学校高等部等入学者選抜の出願状況が16日に発表された。予想どおり、郡市全日制課程の4校1分校では球磨工業の電気と建築を除く13学科・コースで志願者数が募集人員に満たない定員割れだった▼戦後の第一次ベビーブームに生まれた団塊の世代が受験する際は倍率が高い上に“一発勝負”で県内外の私立高校を滑り止めとして併願受験する生徒も珍しくなかった。それだけ狭き門で受験戦争といわれていた時代でもあった▼近年では前期(特色)選抜と後期選抜、二次募集の3度のチャンスがある。しかし、受験する生徒数の減少に伴い募集定員も減っている。定員割れがこのまま続くと、募集定員がさらに減らされ、狭き門となっていくことも考えられる▼郡市の高校受験生の減少の要因の一つが県内外の私立高校への進学もある。かなりの数の生徒が活躍の場を求めて郡市外へ流出している。その生徒らが少しでも残ってくれると定員割れが緩和されるのだが▼本番まで約20日。受験生は最後の追い込みに入ったことだろう。人生最初の試練だけに、準備を怠りなく全力を尽くしてほしい。

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