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  • 2021/01/30 (土)
  •  時の経過は早く、あさってから2月。例年、季節を分ける節分を境に話題に上がり始める花粉。予報では例年より少なめだが、昨年比は5割増しから約2倍の飛散量とか▼花粉といえば花粉症。「くしゃみ」「鼻水」などを誘発するアレルギー性鼻炎のこと。一般的なアレルゲンは“スギとヒノキ”で、民間気象会社による九州地区の飛散ピーク予想は2月下旬以降だが、すでに周囲ではくしゃみと鼻水にあえぐ人もちらほら▼昨年、ある民間企業が全国47都道府県の約5000人を対象に行ったアンケート調査ではおおよそ2人に1人が花粉症を患っていた。今や花粉症は国民病の様相を呈す。主な対策がマスク着用や目薬の使用に薬の服用と続くが、「我慢する」など無策も結構な数だった▼さらに昨年の大手家電メーカーの調査では、花粉症に起因した社会人の仕事のパフォーマンス低下は、一日当たり2.8時間だったと報告。これによる経済的損失を一日につき2215億円と推計している。ちなみに、仮に花粉症期間を60日とすれば、のべ損失額は13兆円超と莫大に▼新型コロナ対策で窓を開けっぱなしの今春、甜茶やゴーグルなど関連グッズの準備はお早めに。

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