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  • 2020/09/29 (火)
  •  湯前町出身で武庫川女子大学2年生の竹崎杏さん(球磨工業高校出身)が、19日から22日まで開かれた全日本学生カヌースプリント選手権女子500㍍のカナディアンシングルと同ペアの2種目で2連覇を飾ったといううれしいニュースが報じられた▼竹崎さんは高校からカヌー競技を始め、男子と一緒に球磨川で練習を重ねた。2年生時には日本カヌースプリントジュニア大会のカナディアンシングル500㍍で優勝するなどめきめきと力を付けた。昨年の全日本学生では3冠を圧制するなど活躍中▼人吉市がカヌー競技に力を入れ始めたのは昭和42年から。五輪級選手の誕生を目指して同年10月に人吉カヌー協会が発足。故・米津午郎さんの指導で高校生約40人の特訓が始まった▼五輪出場は、同59年のロス五輪カナディアンシングル500㍍で井上清登選手(人吉市出身)が6位入賞、同ペアで和泉博幸選手(錦町出身)が8位に入るなど悲願を達成した。同63年のソウル五輪には井上、和泉両選手に加え、坂本利介選手(多良木町出身)も選ばれた▼その後は残念ながら郡市勢の五輪出場はない。竹崎さんにはぜひ来年の東京五輪出場をかなえてほしい。

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