HOME>>瀬音

  • 2020/06/29 (月)
  •  昔、世の中で特に怖いとされていたのは「地震・雷・火事・親父」だったが、現在では親父はそれほど怖いものとは思われていない。今の時期は局地的な集中豪雨による災害が心配される▼梅雨の災害は、決まって6月下旬から7月上旬だ。昭和40年に人吉市で死者2人、流失22戸、浸水2200戸と甚大な被害を出した「7・3水害」。死者15人の五木村竹の川の崖崩れ災害は同59年6月29日。翌年6月30日には錦町木上岩城の山崩れで2人が死亡している▼この他にも幾多の災害が発生しているだけに、この時期の豪雨は何となく気味が悪い。“雨は天からのもらい水”といわれ、受け身は仕方ないのだが、被災しないためには自分なりの警戒が必要だ▼人吉球磨の場合、土砂災害や低地の浸水、河川の増水と氾濫には特に注意すべきだろう。対策の一つは気象データーの把握だ。今はテレビやラジオ、インターネットでかなり報じてくれるので、それを頼りに安全な所への早めの避難を心掛けてほしい▼近年、日本各地で地震が頻発している。いつ発生するか分からないだけに厄介だ。こちらの対策も日ごろから講じておくことが必要だと思っている。

トップへもどる