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  • 2020/06/27 (土)
  •  新型コロナの約4カ月、単なる慰めにも聞こえた「明けない夜はない」が、ようやく現実味を帯びてきた。感染者ゼロの人吉球磨では、学校や経済界への影響の方が目立ったから▼よく行くスーパーの足型マークにも慣れた。混雑時間帯に十分に間隔をとれば、レジの順番待ちの列は当然長くなる。急用はなくとも短気者には忍耐の時間。レジ打ちを横目に「遅い」「あっちが早い」とやきもき▼支払いを終えると袋詰めが待つが、十分なスペースが確保されていない店もあり、案外に密閉、密集、密接の3密を強いられている。だからか、買い物客は手早く詰め、苦情の声も届かない▼ついでながら、例の10万円、そしてアベノマスクも頂戴した。小さいなどとケチがついたにしろ、無料配布は歓迎だが、手作りマスクを追い求めた時期を過ぎては有り難味の度合いは格段に落ちた。某政治家はいつか「第2波の流行に備えて」と▼カーラジオから、新型コロナ感染の心配は緊急事態解除後の6月、外国からの出入国解除後の7月、冬季を迎える9、10月もと流れた。友人が、何かで知って心掛けていると教えてくれた。「歩の字は、立ち止まって少しずつ前へ進むこと」。

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