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  • 2019/11/29 (金)
  •  光と影のネット社会において栃木県の男が大阪府の小学6年生女児を誘拐した疑いで逮捕された事件はSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が知り合うきっかけになったとも▼使い方次第で利便性、危険性が高まるSNSについて改めて考えさせられた事件だが、郡市のある小学校長が危惧するのはコンピューターネットワークを利用するオンラインゲーム▼時間を忘れて熱中するあまり、朝起きることができず登校に差し支えるケースもあるようだ。中学校長の一人は「見ず知らずの人でも、距離にかかわらずつながる」ことで危険のリスクを高めると言い、生徒の健全育成に力を注ぐ▼人吉市PTA連絡協議会は平成26年、ネット犯罪から子どもを守ろうと「五つの宣言」を策定。改めて読むと、スマートフォンなどの使用は保護者の目の届く場所に、通信内容はいつでも確認できるように―などとある▼保護者の責任、役割は大。わが子をSNSに起因する犯罪から守るには保護者の意識改革が必要では。先の五つの宣言には各家庭でルールを決めることも盛り込んでいる。子どもを信じることは大切だが、「うちの子に限って」の一点張りは…。

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