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  • 2019/11/27 (水)
  •  熊本県を舞台に「2019女子ハンドボール世界選手権大会」が30日に開幕する▼大会の歴史をひもとくと、昭和32年のユーゴスラビア大会以降、2年ごとに世界各国で開催され24回目。熊本県では平成9年に男子世界大会を受け入れており、女子大会開催も日本初となる▼今大会には世界各国から24チームが出場し、来月15日まで県内5会場で熱戦を展開する。初日の開会式では、人吉市出身で宝塚歌劇団専科の轟悠さんが国歌独唱を予定。また、キューバチームが事前キャンプで人吉球磨入りし、郡市とも関わりのある大会となる▼特にキューバチームの来人は意義深い。異国の選手を出迎えた園児たちには幼い時の記憶となり、選手たちも青井阿蘇神社などを訪れて日本の歴史と文化に触れ、関係者のもてなしは印象に残ったに違いない▼スポーツ大会が縁でその後の交流に発展した例がある。平成11年に開かれた「くまもと未来国体」成年軟式野球の北海道の選手団チームと、民泊を受け入れた旧上村住民との交流は20年を経た今も続く▼国際交流につなげるためにもまずは応援。日本だけでなくキューバの試合にも足を運んで熱いエールを。

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