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  • 2019/11/11 (月)
  •  新聞記者をやっていて何が面白いかというと、歴史の現場に立ち会えることと、多くの人に出会って話が聞けること。人それぞれかもしれないが、突き詰めればこの二つと思う▼話を聞いて一本の記事にまとめなければならないが、難しいのはいかに本音を引き出すことができるかだ。ほとんどの人が丁寧に答えてくれるが、中には話の半分以上が活字にできないようなオフレコという人がいるなど苦労もある▼それに、取材先で「何か面白いことはないか」とよく聞かれる。ちまたに流れるゲナ話などのことだが、さまざまな人からいろいろな情報を入手し、それが事実か解明していくのも新聞記者の醍醐味だ▼郡市内では今もいろいろな情報が飛び交う。それを一つ一つ糸をとぎほぐすように調査中で、現時点では明らかにできないのがとても残念。時期が来るのが楽しみ。期待して待ってほしい▼入社時、先輩から「現場取材を怠るな」と言われ続けた。だから今でも靴の底をすり減らしながら読者にいち早くニュースを届けるため、政治、経済、事件、事故とあらゆる現場を毎日のように飛び回り続けている。もうしばらくは「現場主義」を徹底したい。

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