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  • 2019/11/06 (水)
  •  大相撲納めの九州場所は10日が初日。熱戦を閉じた12月4日には19年ぶりの人吉場所。白鵬、鶴竜の両横綱ら力士の勇姿、迫力ある取り組みをファンは胸を躍らせ待つ▼郡市から関取になったのは力真だけだが、過去に20人ほど角界入りしていてなじみは深い。福岡での九州場所観戦を年末の行事にし、また相撲部屋から新番付の送付を受ける市民もいる▼人吉場所の開催は知る限り7回目。本紙記事を見れば、当時を思い出し、興味をそそる。最初の昭和36年は城内グラウンドが会場で、大鵬、柏戸の両横綱、若の花、朝潮と並ぶ大関に熊本県出身の栃光。上位陣はほぼ同じで翌37年も▼次は同53年で中川原が会場。北の湖、若乃花、輪島の3横綱、人気の大関貴の花に高見山。平成2年は城内に横綱千代の富士と旭富士、大乃国、人気絶頂の若花田、貴花田の兄弟。次の同4年も城内で大関曙、武蔵丸に若貴兄弟、そして前回の同12年は人吉スポーツパレスに貴乃花、曙、武蔵丸の3横綱らを迎え、今は一人だけの郡市出身も若竹葉、照昇、阿蘇、平田と4人いた▼師走の人吉の街を浴衣に雪駄でさっそうと歩く関取の姿がまた見られるだろう。楽しみだ。

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