HOME>>瀬音

  • 2019/09/27 (金)
  •  小学生のころ、夢中で玉を弾いたそろばん教室。その後、数字に軽く触れるだけで計算できる電卓の便利さに驚いた。大小さまざま、腕時計サイズが世に出た時は目からうろこ▼高学年になり、何かのアンケート調査で欲しい物の1位は「自分の部屋にテレビ」だったと記憶する。今やテレビはもとより、歌などライブ映像までスマートフォンなどで見ることができる。日進月歩の技術は留まることを知らず、AI(人工知能)の開発が目覚ましい▼与えられた情報を基に考え学習し、特定の用途に限らず応用可能な汎用の人工知能は人間に近いところまで“成長”するのではといわれている▼ともあれ、少子高齢化と合わせ人手不足が危惧される時代のさなか、役割を担い、補う人工知能を頼らざるを得なくなるのはそう遠くない未来では。山江中学校で生徒が英語力の強化を図るためAIを活用し、英会話なども学んでいるのは詳報のとおり▼今後、教育現場のみならず、あらゆる産業分野へのAI導入は時間の問題。ひょっとしたら人間本来の温もりと血が通ったような感情まで備わるかもしれない。科学は後退することなく確実に進んでいる。

トップへもどる