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  • 2019/07/31 (水)
  •  近年、地元産材などを使った“ものづくり”体験が盛ん。7月は親子木工教室が球磨工業高校で、県産の木材やい草を材料に小物を作るフェアが人吉クラフトパーク石野公園で開かれた▼ものづくりというと、探究心豊かな小、中学生の力作が並ぶ科学展・発明工夫展は毎回楽しみ。“もの・こと”を生み出す上で柔軟な発想がいかに大切か改めて考えさせられる▼発明といえば、愛知県の姉弟にびっくり。高校生の姉は小学生時代に磁石の原理を応用してスチール缶とアルミ缶の分別で特許を取得。そのことを知った小学5年生の弟がアルミ缶、スチール缶に加え、ペットボトルまでも分別する装置(箱)を作り、新たに特許を取得している▼研究熱心な姉弟もさることながら、オナラの音や臭いがしないパンツを開発し研究発表会で披露した高校生もいる。今後は履き心地などが課題というから頼もしい▼元来、日本人のものづくりで定評のあるのは「メイド・イン・ジャパン」の認知度、人気度からも明らか。失敗しても諦めず、果敢に挑戦し続けた努力の成果に他ならない▼郡市の子どもたちが夏休みに取り組む自由研究を通して特許につながる発明品が…とひそかに期待。

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